酒旅六重奏

日本酒や酒イベント、酒蔵探訪のレビューなど

酒碗が欠けた?いいだろう、ならば金継ぎだ!!

日本酒愛好家のもう一つの沼、それは酒器沼である

私も旅行先で地酒といっしょに伝統工芸品の酒器を買ったりしてたので、もういくつあるのか数えてないですが、その中でも特にお気に入りのものはあります

 

一番ヘビロテしてるのが、TENSHUDOさんが展開している酒碗というもので、伝統工芸を日本酒用に小ぶりな茶碗のようにした酒器です。中でも白丹波を週1〜2回は使っていました

shop.tenshudo.jp

 

さて、そんな話を他の酒飲み仲間に言うと

「そんな高いの怖くて普段使いできない」

と言われます。そうですね、カタチあるものはいつか壊れるものです

(あと、「それなら日本酒10本買う」とも言われます。肝臓強過ぎね?)

 

でも、この酒碗というやつは見た目だけでなく、日本酒のスペックを全開してくれるので、使わないのは損なのです

最近では量産型のガラスや磁器製もAmazon通販で買えるのでお勧めです(案件ではありません)

shuwan.jp

 

さて、この白丹波どれぐらいつかっているだろうと調べてみたら、買ったのはもう3年半前でした

 

まあ、それだけ使ってればいつの間にか欠けもするわけで

 

 

あー、とうとうやってしまったか。処分するかー

 

で終わらないのが日本の陶磁器です

むしろ、ある意味ここからが本領です

茶道経験者なら私が何を考えているか、なぜ欠けることも恐れずに使っていたかお察し頂いていることでしょう

 

さあ、金継ぎの時間だ!

 


<金継ぎ>とは

主に陶磁器などの破損部分を漆を用いて修繕する技法であり、古来から行われる日本固有の伝統的な修復方法の一つである(Wikipedia)

 

陶芸家の中には、焼いた器をわざと割って金継ぎをしてから発表される方もいる、日本独特の修復技術であり表現技法でもあります

茶道の茶碗とか、老舗の料理屋なんかで金継ぎした器を使われているのをみることができます

 

金継ぎはプロに依頼に出すことも出来るのですが、私の場合は自分で少し欠けたものがあるとチマチマ修復してるので、5000〜10000円ほどで売られている初心者セットで自分でやってます

私が今回使ってるのはこれです

item.rakuten.co.jp

せっかくなのでどんな感じか紹介しましょう

 

まずは初心者セットに入っているものを指示通り混ぜて、粘土みたいなものを作り、欠けを埋めていきます。欠けが大きいと何回かに分けてやります

するとこんな感じに

 

次は漆と他の材料を指示通りに混ぜて 

 

これを表面に塗って漆風呂で1週間ほど乾燥

「乾燥」といってますが、漆は塗料と違って20-30度の温度と「高湿環境」が必要です

なので私は、発泡スチロールに濡らしたタオルと突っ込んでます

 

 

この後は配合を変えた漆を塗って乾燥を数日繰り返し、最後に半乾きで金粉をまぶすと…

 

このように完成です!

自分で使う分にはなかなか悪くない出来ではないでしょうか?

 

もう二度と呑めない? 備蓄米🍌日本酒戦隊!!!

2025年米騒動

当然ながら、米から作られる日本酒も無縁ではありませんでした

そんなわけで、備蓄米が日本酒用にも提供が決まりました

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e5002ee50c038ac8052f99fcd0cf49754954b24

 

しかしその後、備蓄米を使用した日本酒の話はとんとあがってきませんでした

さすがに商品化は無理だったか?と思ったところで、2つの蔵がほぼ同時に備蓄米日本酒を発売しました

 

土田酒造 研究醸造35

古古古古古米である政府備蓄米を100%使用して、うまい酒は造れるのか?

醸造の選択肢の幅を広げるための1本。

tsuchidasake.jp

 

ああ、うん…ツチダか…

陸稲米とかプリンセスサリーとかいろいろやってるからな…

ぼくらのツチダなら備蓄米もどうにか…

 

理屈上では空気に触れているお米の外周を削れば削るほど、
酸化した「古米臭」の原因箇所は取り除けることになります。

ですが、土田酒造には「農家さんが育てたお米を少しでも多く活用したい」という信念があり、

造りの多くにあえて食用米と同じ1割しか磨かない「精米歩合90%」を採用してきました。
もちろん、今回の研究醸造でも精米歩合は90%です。

 

いや、「もちろん」じゃねぇんだわ?!

 

当初の目標通り、綺麗な吟醸系の味わいにすることができました。
しっかりとした旨味と、バナナやメロンのような豊かな吟醸香。
冷酒で飲むと格別の味わいです。

 

古古古古古米っての除外しても、なんで精米歩合90%で吟醸系になるんだよ?!

うん、ごめん。やっぱ何言ってるのかわかんないよ!この蔵!

 

そんなわけで頭抱えているところに、また別方向から刺客が現れました

こちらもまた予想外の天鷹酒造から、しかも九尾ブランドで…

https://www.tentaka.co.jp/kyubi/

驚愕のスペック、精米歩合50%

 

自分で古古古米買って食べたからわかるけど、あれ絶対割れやすいよね!

初めて使うこしいぶきで、50%まで削れたの?!

 

そんな真逆のアプローチの2本が販売され、せっかくだからと購入したところで、さらにまさかの挑戦者が現れます

 

牧野酒造 大盃 古古古古古米

prtimes.jp

しかも発売されてみたら、火入れと別にいつのまにか生酒がある…いや、備蓄米で生酒?なんでやねん!

 

ここまでの3蔵、群馬と栃木です!北関東勢なにやってんの?!

 

と思ったら、ニューカマー!!!

米所新潟を忘れるなとばかりに菱湖の峰乃白梅まで参入!

ああもう!またかよ!!!

 

というわけで、そろえました!!!

実飲!!!

 

土田酒造 研究醸造35 精米歩合90%

バナナ🍌、何言ってるかわからないと思うけど、とても濃厚なバナナ🍌です

公式は冷酒推奨ですが、熱燗にすると焼きバナナもしくはチョコバナナになりました

うまいよ?メチャクチャ美味いよ?言われても古古古古古米なんて信じられないくらい古米臭なくて美味いよ?わけわかんないけど

 

九尾 R2 精米歩合50%

深いコクと軽い酸味がありますが、さすがに黄色味があり軽い熟成感も感じる

これは冷酒だと前回辛口レビューしたSAKE TASTING GLASSがハマります

口開け直後は軽い雑味がありましたが、スワリングするとびっくりするくらいきれいにまとまり一体感が出ます

一番バランスよかったのは40度でしたが、50度まで上げると旨味爆弾でした

これも土田とは違う意味で古米とは思えない、正統派日本酒を目指した1本でしょうか

 

大盃 古古古古古米(生酒) 精米歩合70%

バナナ🍌です。クリア感のあるきれいでフレッシュなバナナ🍌です

老ね香とかぜんぜんないきれいなお酒です

いや、こりゃ生で出すわけだ…

 

大盃 古古古古古米(火入れ) 精米歩合70%

素直な疑問として、なぜ生と火入れの2本出した?と思うでしょう

一口飲んだらわかりました。これ、生と全然別系統です

同じ酒の生と火入れじゃなくて、たぶん設計から別なのではないかと?

冷酒では生と一転してバナナ感は感じず、ドライで旨味のある食中酒ですが

熱燗にするとちょっとバナナ出てきました。なんでさ

備蓄米の個性を出した生酒と、備蓄米で普通の日本酒をつくろうとした火入れ…なのか?

 

峰乃白梅 精米歩合65%

無色透明でひたすらきれいな酒質に少し遅れて食事を支える軽い苦渋

ここは新潟らしさを出してきたか・・?と思ったところで、アフターにかるいバナナ香

 

待って?ねえ、待って?なんで?

備蓄米って、バナナ香出るの?そんなわけないよね?

簡単に酢酸イソアミルでるんだったらみんな使ってるでしょ?

古米臭対策の麹かなんかでこうなってる???

…と思ったらIDO酵母とか言ってる土田おるな?

 

古古古古古米というお題に対し、4蔵5本ともまったく違う回答を出してきて、しかも全部美味い!

やっぱりこの4蔵おかしい!以上!

 

あ、私以外にも北海道の自称農業系VTuberも5本飲んでるので、よろしかったらそちらもいかがでしょう?

 

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SAKE TASTING GLASS 超辛口レビュー!

注:この筆者は利き酒師でもなんでもない、ただの酒飲みです。素人の一意見としてお楽しみ下さい

 

先日、Xに

「日本唯一の公的な酒研究機関、酒類総合研究所の開発協力により、テイスティングの“ガイド”となる、特別なグラスを開発しました。」

glassbacca.com

 

という刺激的な投稿が流れてきました。しかもそれがAmazonで普通に買えるということで、ちょっと試しに購入してみました

お値段は1脚1650円。ウィスキーのテイスティンググラスの相場を考えると、形状の割に現実的な値段におさえてきたな。と思いました

 

そう、このグラスの特徴は「形状」なのです。このきゅっとくびれたトルソーの腰のような天開の変形のような形状、私は親父殿のワイングラスのコレクションで似たようなものに覚えがあったのです。ちょっとクセがあることも記憶にありました。

SAKE TASTING GLASSはメーカーによると

 

  • 香りを確実に取れるフォルムとサイズ

  • 含む量をコントロールできる飲み口

  • スワリングに最適な脚つき

prtimes.jp

 

とのことで、数年前から海外展開もしているようです…まあ、酒は理屈ではなく味です。飲んでみましょう

 

比較対象には利き酒のスタンダードな蛇の目とSHUWANを用意しました

 

普段から酒器にこだわっていられる方なら、この3つが同じ傾向になるはずが無いのは一目瞭然です

日本酒はまずは会津中将とRUBYに登場願いました

 

以下はその結果です

 

  • 香り SHUWAN>TASTING>蛇の目

やはり天開に近いのか、TASTING GLASSは蛇の目よりは香りをつかんでいるもののRUBYの香り高かったのは、圧倒的にSHUWANでした

SHUWANが香りに特化していることが改めてわかります

 

  • 甘み 蛇の目>SHUWAN>TASTING

米の甘みをしっかりつかんだのは、以外にも蛇の目でした

TASTING GLASSはその形状からか甘みがあまり舌に残らずに流れていった印象です

クドい!シン・ツチダすらすっきり感じます

 

  • コク TASTING>蛇の目>SHUWAN

  • 苦味・渋味 TASTING>蛇の目>SHUWAN

この辺は同じような傾向で、TASTING GLASSはこれらを強調します。特に苦渋系の日本酒は苦手なのではないでしょうか

 

この後も6種類くらいの日本酒でためしましたが、間違いなくクセのあるグラスです。はまれば美味いのだけど、はまらない酒はとことんはまらない

このグラスに向いてるのは香りではなく旨味を楽しむ酒で、かつ苦渋のあまりない酒でしょうか。古典系の常温熟成や華やかなモダン系好きな人にはお勧めしないかな…

つーか、華やかな酒好きならとりあえずSHUWAN1つ持っておいて。絶対損しないから

shuwan.jp

 

 

さて、そうなるとこのTASTING GLASSはどんなグラスか一言でというと

 

新酒鑑評会受賞酒特化型グラス

 

ということになるかと思います

 

「これからの日本酒の基準をつくり、評価の統一感、納得感を生むことで日本酒の世界進出を後押し出来れば、と開発されました」

 

とのことですが、今の流行って、この方向か…?

 

そもそもこのグラスって「テイスティンググラス」なんですよね

おいしく飲むために作られたSHUWANとは目的が違います

ワインだって、レストランではテイスティンググラスで出てきません

「色んな酒器の1つ」としては面白いと思いますし、繊細な出汁の料亭では重宝されるのではと思いますが、オンリーワンというのは?

 

まあ、これはあくまで私の感想です

気になった方は、どうぞご自身の舌と鼻でお楽しみ下さい

週末クラシック リンク一覧

Xで連載しているクラシック音楽の固定観念をぶっ壊す連載

「週末クラシック」

のリンク一覧です

一部に過激な内容を含んでいますので、クラシック音楽や偉大なる作曲家のイメージを壊したくない方は閲覧されないようお願いしますw

 

No.1 ヴィヴァルディ 四季

 

No.2 ハイドン 交響曲第45番

 

No.3 バッハ トッカータとフーガ

 

番外編 ロッシーニ ネコの二重奏

 

No.4 モーツァルト 協奏交響曲K.297b

 

No.5 ベートーヴェン 交響曲第5番、第7番

 

No.6 ウェーバー 魔弾の射手

 

No.7 シューベルト 冬の旅、死と乙女

 

No.8 ベルリオーズ 幻想交響曲

 

No.9 パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第2番 第3楽章

 

No.10 リスト ラ・カンパネラ

 

 

 

 

にいがた酒の陣2026 初参加記

にいがた酒の陣

それは、日本酒好きなら一度は行きたい夢の祭典(異論は認める)

しかし、コロナ前は行く時間が無く、コロナをきっかけにチケット制になってからもチケットが瞬殺過ぎてまったく縁がなかったが、今年は半分が抽選、半分が先着販売となりチャンスが巡ってきた

今後、初めてにいがた酒の陣に行く人のために、記録を残す

 

まずチケットには、指定席のあるAと、

自由席形式の立ち吞みテーブルだけあるBがある

 

今回私はBチケットとなったのだが、そのことを参加者に尋ねてみると

 

「日本酒のイベントで座って吞む暇があると思うな!!!」

「酒の陣に『席』なんて概念を持ち込む方がおかしいですよ。あれはひたすら飲み歩きをするイベントです」

 

というとても頭のおかしいありがたいアドバイスを頂きました

いや、まあ結論から言うとその通りだったんですけどねw

 

そうして、いそいそと準備を進める最中、元富山在住の経験からいや-な予感がしてちょっと聞いてみた

もしかして、会場って寒い?

 

「私のときは雪降ったよ」

「待機列が外になると、冬コミより厳しいです」

 

・・・いやいや、流石に3月だよ?

とは思いつつも信頼できる参加経験者の言葉に天気予報を見た私の目に飛び込んできたのは

「☃」

あわてて仕舞いかけてた撮影用の冬期装備を掘り出したのは言うまでもなかった

 

私は午前の部だったので前日入りし、朝8時半に駅前から出ている送迎バスにのって会場入りした

幸い早いほうだったようで会場内の待機だったのでダウンジャケットは暑いくらいだったが、外で数時間待つ場合にはちゃんとした装備は必要な気温ではあった

 

 

待つこと1時間ほどで開場!

各酒蔵のブースはコミケとか合同企業説明会とかをイメージしてもらうとわかりやすいです

 

いくつかの「壁」サークルならぬ酒蔵は、話によると1時間ほど並ぶそうですが、それ以外はほとんど並ぶことはありませんでした

逆を言うと、3時間しかない中で壁に並ぶのは覚悟がいります

 

会場は10時でしたが、試飲が始まるのは10時半からの様でした

ここで壁の前の方に並ぶか、試飲を諦めて限定酒の購入を優先するかは戦略が問われますね

事前に酒蔵のブース表と出品酒リストはあるので、優先順位を決めてコミケ並みに臨んだ方がよさそうです

 

「無料試飲」「有料試飲」「販売」がありますが、有料試飲は意外と少なく(その分、いい酒がとんでもないお手頃価格で飲める)

基本的には試飲で気に入ったら購入というスタイルでしょうか

Craft Sake Weekや若手の夜明けの様なコインスタイルになれていると、ここはちょっととまどうかもしれません

酒の陣限定酒をもってきている蔵は半々くらいで、限定酒も購入できるものとできないものがあります

ちなみに、噂の金山の酵母からつくられた佐渡五醸は1つ試飲できたのみで1本も購入できませんでした

 

無料・有料ともに色々飲ませて頂きましたが、個人的に圧倒的に気に入ったのが、私が新潟で最も愛する酒蔵である緑川

未発売の貴醸酒(夏頃販売予定)と、この貴醸酒を樽熟成したもの(左下)

14年熟成酒とミズナラを使ったカスクコレクションですね

これらのカスクコレクションは免税店のみの販売で、国内一般流通はしてないとのことでした(販売されてもさすがに購入をためらう価格でしたがw)

いや、緑川はもっと評価されるべきですよ・・・

 

意外なことに鶴齢も古典酒のためか、あまり並ばずに呑めてしまいました

いうまでもなく大変おいしゅうございます。本当にありがとうございます

このイヤーズボトルがこの値段で試飲できるとか、見逃す手はないでしょうに…

 

 

なお、今回ある意味一番注目株だったのはこちらSAKENOVA BREWARY

どこ?って思った人も多いでしょう

なんと、天領盃の敷地内?にできたクラフトサケです

天領盃が宣伝するレベルとなれば、そりゃ吞まないわけにいかんでしょう!

1つしか試飲できなかったのですが、初っぱなからハイクオリティです!

佐渡産リンゴとカンゾウのやつが気に入ったので1本購入しました

機会があればどっかの会に持って行きたいな〜

sakenovabrewery.jp

 

酒のお供といえばもちろんアテですが、外会場?ではちゃんと屋台が出てますので、悪酔いしないためにもちゃんと腹に入れましょう

しかもご丁寧に、A席B席と別に屋台の所には食事用のテーブルがあります

・・・いや、本当に3時間立てる人はB席で十分ですね

 

 

今回どうしても食べたかったのは、この麒麟山伝辛ラーメン!

ラーメンと伝辛のペアリングではなく、ラーメンの材料に伝辛が使われてます

本当に美味いですよこれ!

 

そんなこんなで、前日のぽんしゅ館共々堪能して参りました

最近は新潟もモダンに寄ってる印象ありますが、それでも他県に比べればまだ淡麗辛口系が多いですかね?

しかし、ブースで圧倒的に人気なのはモダン系でして・・・うーん、難しいですね

 

 

EXPO2025 GEKKEIKAN WORLD SAKE〜日本製外国産米清酒という今そこにある未来〜

日本人なら誰もが知るところである米価格の高騰

その是非や原因をここで問うつもりは一切ありませんが

当然において我らの命の水たる日本酒の原料である米も高騰

 

次シーズンは日本酒もとんでもない値上げになりそうなどころか

そもそも農家さんが酒米を作ってくれるのかレベルの大騒動で

ユネスコ無形文化遺産の熱狂など一瞬で絶対零度まで冷やされている状態です

www.youtube.com

 

このような状況で、海外でsakeをつくるどころか

大手が国産米よりも安い外国産米での生産を検討しているとかしないとかいう噂まで耳に入ってきました

日本酒のプライドはどうとか以前に、高くて日常的に飲めないとなると酒文化自体が消えかねないので、仕方のないところなのでしょう

 

いや、そんな使ったことない米にすぐ転換できるの?と思ったそこのあなた

あの月桂冠さん、この事態を見こしてたわけではないでしょうが、作ってるんですよ。

海外産米の日本製清酒を。

 

5年前から

 

www.gekkeikan-shop.jp

GEKKEIKAN WORLD SAKE インド産米で醸造したSAKE

 

オリジナル酵母まで開発って

いやー、基礎研究って大事ですねぇ!!!

 

さて、そんなお酒が現在、万博会場とオンラインで販売されていますので、本日はこちらのレビューです

 

・掛米:ベトナム産米(温帯ジャポニカ種)×タイ産米(インディカ種)

公式情報では中口濃醇で発酵由来のさわやかな上立ち、フレッシュな口当たりとのことですが実際はどうでしょう?

まずは冷酒で。意外と思ったより「日本酒」っぽいですね

口当たりは柔らかく、ほどよく酸味があるのでいろんな食事と可もなく不可もなくあわせられそうです

50度くらいまで上げると米の甘みが出てきてきれいにまとまりますが、意外と個性に乏しい。やはり食中酒向きか?

冬ならおでんですかね?

和食よりもエスニックの方があいそうだけど・・・あ、もしかして?

と思いついて、この熱燗に五香粉を一振りぶっこむという暴挙をかましたところ、化けました!うまい!うまい!

www.sbfoods.co.jp

 

・掛米:インド産米(インディカ種)×麹米(インディカ種)

公式情報によると辛口やや淡麗、米本来の香ばしい香りが口中に広がる新感覚のテイスト

新感覚のテイスト?

 

もはや期待よりも不安を胸に一口

 

?

??

???

硬い、苦い

コントレックス?

え?なにこれ?伏見の水じゃないの???

 

とまぁ、脳がバグり散らかしました🤣

 

さて、明らかに味も香りも閉じてますのでこちらも温度上げていきます

やはり50度超えてから化けて米の甘みも香りも広がります。これは十分いける

クミンの香りというのもいうほど強くなく食事を邪魔しません

熱燗専用酒ですが、和食にはこっちが合いそうですね

鳥の塩焼きに柚胡椒のせたのがとても合います

 

いや、さすがに長粒米での清酒造りは一筋縄ではいかなそうですね

月桂冠さんは酒飲みには安酒と馬鹿にされることも多いですが(一度、伝匠飲んでから言おうか?)

こういうことを5年続けられるというのは、さすが大手の仕事だと思います

月桂冠のコンビニ日本酒の新星 fletta3種、発売エリア拡大!

実は冬くらいから一部の東京と京都あたりのセブンイレブンで試験販売されていた月桂冠の新作flettaが販売エリアを拡大しました

北海道、東北、北関東、甲信越、北陸、首都圏一部(埼玉県、千葉県を除く)、関西、中四国、沖縄で販売されています

https://x.com/gekkeikansake/status/1909886553138344335

なお、謎なことにXでは告知されてますが、公式HPには一切情報ありません

 

全て200ml入りで説明文によると

青:大吟醸 華やいだ香りと、フルーティでありながらキレのある大吟醸酒です

橙:純米 果実のようにジューシーで甘口の純米酒です 

赤:スイート 米由来の濃厚な甘さとフレッシュな酸味が特徴です 

 

とのことですが、実際に飲んでいきましょう

 

さて、それではそれぞれの味を簡単にレビューします

今回は全て白ワイングラスを使用しました

 

・大吟醸 度数15度 精米歩合50%

見た目は王道な日本酒のようなラベルとスペックですが、ファミマ限定の星月夜などの傾向を考えると、古典酒ではなさそうかなと思いながらまず一口

口当たりはクリアな酒質ですが、その後に柔らかくマンゴーやライチの甘みが来ます。ただ、それほど後を引かずに引いていきますので食中酒でもいけそうです

度数がしっかり15度なので初心者向けかは悩みますが、アルゴでは物足りないがコンビニでフルーティー系日本酒を手軽に買いたいという方はこれか、ファミマ限定の星月夜をチャレンジされる価値があると思います

 

・純米 度数12度 精米歩合84%

まさかの低精白の低アルというスペックでどんなものかと思いましたが

一言でいうと、完熟マンゴーです。甘旨ドーン!

低アルの軽さはないです。その分、精米歩合でバランスとってきてるのか?

純米のコンビニ売りでこれだしてくるとか、大手の本気よ…

甘いカクテルが好きという方にむいているかと思います

 

・スイート 度数10度 精米歩合不明(なぜ)

こちらの口当たりは低アルらしく優しく、

百合の香りと桃の甘みが優しく広がります

日本酒入門に、アルゴでアルコール度数が物足りなくなったら次はこれでしょうか

これもコンビニで手軽に買えるようになったらえらいことだと思います

 

200mlで飲みきれなくてもキャップ閉めて冷蔵庫に入れておけるというのは一般ユーザー向けとは思いますが

じっくり評価するには足りない量でしたねw

ペアリングなどは機会があれば後日取り上げようと思います